laytontonのブログ

なんだか忙しい毎日へ

突然始まった共同生活

私は34歳 結婚4年目

1児の母。


ひょんなことから旦那の甥っ子と共同生活が始まった。


甥っ子は17歳。

窃盗罪で鑑別所に入り、高校中退 今は通信の学校へ通っている。


鑑別所へ入る前後

彼は友達と遊んでばかりいた。

年頃の遊びたい盛りと両親の離婚からの淋しさが相まって非行に走っていた。


それを見かねた彼の親から

私の旦那の仕事場で雇ってほしいと頼まれた。

といっても今となっては丸投げされたのだ。


はじめは拒否反応しかなかった。

旦那が雇ってあげる筋合いなんてない。

なんで私たちがやらないといけないの?

勝手なこと言ってひどいな。

と文句ばかり私はいっていた。



甥っ子は私の拒否反応を更に強める行動ばかりした。

遅刻、寝坊、いいわけ、嘘、謝らない、悪びれない。

本当に許せないこと一瞬でたくさんやってきた。


その度に旦那にクビにしてほしい。

もう関わりたくないといつも私は怒っていた。怒りに手が震えるほど強いストレスを抱えていた。



甥っ子はまだ17歳だが、

人としてのモラルがかけていた。

悪いことしたら ごめんなさい。

よくしてもらったらありがとう。


子供のときに当たり前のように学ぶ事ができていなかった。


旦那が親戚であるがゆえに

かなりなめてかかっていたのも私は気にくわなかった。




始まりは仕事開始から3日目

毎朝遅刻ぎみだったがとうとう来なくなった。

私はそれを機に朝からイライラしていた。


旦那が電話しても出ない。

よく見るとラインが入っていた。


[いいバイトが見つかったので

今日はそっちにいってきます。]


もう一度電話する。

もちろんでない。



同時に親にイライラしてきた。

旦那が親に本人から電話するように伝言する。


私は当時旦那の父の会社で

昼から夕方までパートをしていた。


旦那の家族で経営している会社だ。

義父 義姉 義兄が所属している。

旦那だけは全く別で職人をしている。



その日の昼

いつものように会社へ出勤。

もちろん朝のイライラは残ったまま。



するといつも事務所にあまりこない

甥っ子の父である義兄が昼一番に上がってきてこう言った。


「あいつ、今日来なかったんやろ?

あれちゃうかー?仕事って先輩の所ちゃうかー?」って笑いながらいってきた。


今思い返してもバカなのか?って腹立たしい。


そもそも仕事が決まらず遊んでばかりだから雇ってくれだったんでしょ?

誰が聞いても嘘とわかる言動を親が怒らずフォローする。

私は義兄に文句を言ったことないが

たまらずキレてしまった。


義兄は苦笑いをして事務所を去った。


事務所には義姉もいてる。

甥っ子のことはうちで雇っていることも知っていて今回の義兄との会話も聞いていた。


義姉は人の不幸が大好きだ。

共感するふりして私から色々と感情を聞き出す。

私もバカなのでつい思いの丈をぶちまかす。

はぁー私はなにしてるんやろ。って思い話を聞いてもらってた。



その日甥っ子からの電話はなかった。

旦那と気まずい晩御飯をたべた。

私は怒り狂い殺気だっていて、旦那は怒りはあるものの本人から話を聞かないとわからないだろう。とぐっと我慢していた。



10時頃に就寝。

翌朝またラインだけ入っていた。


[今日は学校にいくので休みます。]


は?こいつホンマになめてんのか?

電話してこいといったでしょ?

謝るのが先ではないのか?

たくさんの感情を抱き私は本気でもう許さないと心に決めた。


旦那は呆れ、それでもめげずに電話した。

でない。

何度かけてもでない。

朝、義兄に報告。

義兄はさすがにヤバイと思ったのか甥っ子を呼びに会社から帰宅。

すると甥っ子の母である義兄嫁(正確には元嫁)

「今から学校やねんからいちいち謝りに何しに行かすん!あとでええやん。」と義兄を一喝。


いやいやいやいやいや。



それからしばらくたって電話がやっと甥っ子からかかってきた。

「学校終わったらこい。」と旦那が言うと

「何時に終わるかわからない」といってきた。


「学校終わる時間何時やねん?それからでええからこい。」と旦那。

「遅いで?」甥っ子。


「だいたい何時やねん?」

「7時…」

「わかった。7時遅れずこいよ。」

「うん。」



その日の晩。

私は甥っ子が1分でも遅れたら許さない。

とまたもや戦闘モードに入っていた。


旦那と食事を早めに済ませ、まだかまだかと待っていた。